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楮の花
三椏の花
和紙の主な原料は楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)です。
当工房では楮を使っています。
※写真は工房にサンプルで植えている楮と三椏の花です。
楮の栽培農家では冬期に楮の枝を株元から刈り取ります。
切り取った枝は1mほどに切りそろえられ、大釜で蒸します。
楮の枝が温かいうちに黒皮を剥ぎます。
剥いだ黒皮は、保存が出来るように完全に乾くまで数日間掛け干します。
乾燥させた黒皮を水に浸して柔らかくします。
この黒皮をソーダ灰などアルカリ性の薬品で煮熟します。
煮熟した黒皮を一昼夜水槽に浸けてアルカリ性の薬品を抜きます。
この後、晒し粉などで漂白し、水洗いをして白い原料を作ります。
この工程までは八女の「松尾和紙工房」で行います。